魚を焼いて食べたらなんだか身がパサパサして美味しくない・・・と思ったことはありませんか?
それを解消するために、蒸しマジック×炙りの調理方法をご紹介します。
焼いた魚がパサパサする最大の理由が「加熱によるタンパク質の凝固」です。
加熱温度が高いと魚のタンパク質が固まり、身の中に含まれる水分が溢れでていってしまいます。また、高温で加熱すると栄養素も失われてしまいます。それに対して、蒸し料理は蒸気で加熱することで、食材の栄養素が失われにくく、食材に含まれるビタミンやミネラルを壊すことも少ないため、栄養素を豊富に摂取することができます。さらに、食材がやわらかく、食感が良くなります。
実際の味はどうでしょうか?
蒸すことで魚がしっとりしています。それだとさっぱりして少し物足りないところが、 バーナーで炙ることによって、香ばしさがUP↑
タレも馴染んで、とても美味しくできました!
蒸すことで食べ物の酸化を極力減らし、アクや生臭みがとれるので、当院では蒸し料理のレシピを今後も増やしていきたいです。
「魚の香味焼き」レシピ 2人分
魚(お好みで何でも)
醤油・・・小さじ1強
みりん・・・大さじ1
酒・・・小さじ1
酢・・・小さじ1
ごま油・・・小さじ1
薬味(しょうが、ねぎ、ごま、しその葉)適量
1、魚を蒸して、表面をバーナーで炙ります。
2、タレを作って、魚にかけます。
3、薬味を魚の上にのせて、出来上がり。
こんがり揚げていたり、焼いているものほど、AGEs(終末糖化産物)が体の中に蓄積していきます。AGEsが蓄積していくと、老化、動脈硬化、認知症などの原因になります。
揚げ物や焼き物は控えて、蒸し料理を増やしましょう。
「蒸す」食生活を見直して健康に!